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ひもで首にけが オットセイ保護 県大洗水族館 

保護されたキタオットセイ。首左側が大きく裂けてしまっている=大洗町磯浜町
保護されたキタオットセイ。首左側が大きく裂けてしまっている=大洗町磯浜町


大洗町磯浜町のアクアワールド県大洗水族館は8日、輪になったひもが首にからまり、けがをしたキタオットセイ1匹を千葉県銚子市内の海水浴場で保護した。体調が回復した後、海へ戻す予定という。

同館によると、7日午後2時ごろに「首にひもがからまったキタオットセイがいる」と目撃者から連絡を受けた。飼育員が8日、現場に向かうと、人だかりを前にキタオットセイが鳴き声を上げていたという。

キタオットセイは雌の成獣で体長約1メートル、体重35キロ。首左側はひもが食い込んだとみられ、大きく裂けている。首にからまっていたひもはナイロン製で長さ約60センチだった。

飼育員は保護したキタオットセイを同館に移送し、ひもを外して傷口の消毒など治療に当たった。飼育員の高石慎也さん(36)は「傷の出血は止まっているが、どれくらいで治るかは分からない」と話している。

3〜4月はキタオットセイが銚子沖で越冬を終え、繁殖地を目指して北上を始める時期だという。同館では2014年1月にも同市の海岸で衰弱したキタオットセイを保護している。



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