徳川家康の孫娘、千姫ゆかりの常総市で12日、「千姫まつり」(市観光物産協会など主催)が開かれ、大勢の家族連れが優雅な行列をはじめ、歌や踊りを楽しんだ。

時代衣装に身を包んだ第15代観光大使「千姫さま」の3人は、弘経寺(ぐぎょうじ)(同市豊岡町甲)にある千姫の墓所を参拝。水海道宝町のメーン会場では、侍女や女武者30人を従え、笑顔を振りまき、輿(こし)車(ぐるま)で「ご回遊」した。

会場には、水戸市の「みとちゃん」、浜松市の「出世大名家康くん」など県内外12地域のご当地キャラクターが友情出演。常総市の「千姫ちゃま」の誕生日を祝った。

車両通行止めにした商店街では、同市の四季を歌ったオリジナル曲に合わせ、市内の女性ら約150人が「常総ソーラン総踊り」を披露した。

山田町シルバークラブの小林浅子さん(70)さんは「室内と違い、青空の下、大勢で踊るのは爽快」と笑顔で話した。　(松田拓朗)