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本県のイメージ議論 茨城大、「茨城学」講座始まる

茨城学の講義で本県に対するイメージを話し合う学生=水戸市文京
茨城学の講義で本県に対するイメージを話し合う学生=水戸市文京


本県の特色や課題について学生に理解を深めてもらおうと、茨城大学が本年度から1年生向けに設置した講座「茨城学」の初講義が14日、水戸市文京2丁目の同大講堂で行われた。各学部の教員や自治体の担当者がそれぞれ本県について解説していく。この日は教育学部の約400人が受講した。

茨城学は、地域が抱える課題の解決方法を学生に議論させ、地域や国際社会の将来を担う人材を育てようと設置。今年の新入生から1年生の必修科目となった。

講義は全15回。学部によって受講の曜日や時期が異なる。

三村信男学長は「茨城学を通じて地域の課題に対する答えを皆で見つけていく経験を積み、社会に羽ばたいてほしい」とメッセージを述べた。

学生は講義の概要について説明を受けた後、数人のグループをつくり「茨城に対して今持っているイメージ」などを話し合った。

教育学部1年でつくば市在住の渡辺豪さん(18)は「地元のことを勉強して世界にも貢献できるよう積極的に学びたい」と話していた。 (小原瑛平)



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