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柔道・五輪銀小川直也さん、子どもと田植え 茨城町で体験

小川直也さんと都会の子どもたちが手植え作業に挑戦した=茨城町木部
小川直也さんと都会の子どもたちが手植え作業に挑戦した=茨城町木部


バルセロナ五輪・柔道銀メダリストの小川直也さん(47)が道場長を務める「小川道場」(神奈川県茅ケ崎市)に通う児童生徒らが17日、茨城町木部の水田で田植えを体験した。子どもたちは手植え作業で汗を流した後、バーベキューなどを楽しんだ。

子どもたちに柔道を指導している同所の米生産販売業、野口裕司さん(35)が、柔道大会で知り合った小川さんに声を掛けて初めて実現した。田植え体験を希望した小学3年から中学3年までの9人と、保護者ら計20人が参加した。

子どもたちは社会科の教科書を持参し、最初に精米施設を見学。稲刈りした後の乾燥や玄米の精米などの工程を学んだ。水田に移動して裸足になり、約10アールの手植え作業に挑戦。初めは泥に足を取られていたが、徐々にこつをつかんで約2時間で作業を終えた。また、機械による田植えも見学した。

秋山碧生君(10)は「真っすぐに植えるのが難しかった」、関野恵太郎君は(13)は「足がズブズブ入っていくのが楽しかった」と笑顔を見せた。

率先して田んぼに入った小川さんは「子どもたちはいろんな体験をすることが大切。できれば継続していきたい」と話し、野口さんは「子どもたちの楽しそうな姿が農業に元気を与え、地域の活性化につながれば」と期待した。 (飯田勉)



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