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“名槍”触れてうっとり 結城でイベント 撮影抽選、女性ら歓声

御手杵の槍のレプリカを目前にして笑顔を見せる女性たち=結城市結城の旧黒川米穀店
御手杵の槍のレプリカを目前にして笑顔を見せる女性たち=結城市結城の旧黒川米穀店


天下三名槍(てんがさんめいそう)の一つ「御手杵(おてぎね)の槍(やり)」のレプリカが展示されている結城蔵美館の開館1周年記念イベントが23日、結城市結城の同館と旧黒川米穀店で開かれた。ゲームでキャラクター化された槍に触れて記念撮影しようと、若い女性を中心に県内外から千人以上が来場。趣のある明治時代の見世蔵が、一日限りの熱気に包まれた。


明治時代の見世蔵を改装した同館は、市ゆかりの若手芸術家の作品展示と歴史・文化資料の収蔵公開の場として昨年5月に開館。槍は同12月から常設展示され、人気ゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」が槍を擬人化したことで、今年に入りファンの来場が急増した。

目玉の槍に触れて記念撮影できる企画は250組限定で行われ、抽選前から約300人以上が会場に集まった。当選した女性たちは「当たった」「やった」と歓声を上げ、同米穀店内に展示された目前の槍に触れて表情を緩ませた。

蔵美館周辺では、槍に関する髪留めや酒、桐工芸の写真立てが限定販売された。キャラクター「御手杵」のパネルも設置され、女性たちが撮影したり、市の物産品を買い求めたりしていた。

東京都世田谷区、今泉梨紗さん(22)とさいたま市見沼区、角井あずささん(26)は「柄の漆の触り心地がよかった」「歴史ある城下町の街並みや食を知った。また来てみたい」と笑顔で話した。(溝口正則)



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