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茨城の酒文化紹介 県立歴史館 醸造道具や酒器展示

本県ゆかりの酒造りの道具や酒器などを紹介している「かもす-茨城の酒」展=水戸市緑町
本県ゆかりの酒造りの道具や酒器などを紹介している「かもす-茨城の酒」展=水戸市緑町


関東地方で最も多い46軒の造り酒屋のある本県で、醸造道具や酒器、古文書などを通して酒と県民との関わりを紹介する展覧会「かもす-茨城の酒」が28日まで、水戸市緑町2丁目の県立歴史館で開かれている。

テーマは原料のコメを口でかんで発酵させ酒造りをしていた時代にちなみ、「かむ」が「かもす」に変化したとされることに由来。同館で本県の酒に関する展覧会が開かれるのは約四半世紀ぶりで、貴重な収蔵品が展示されている。

会場には、酒を搾るのに使った総漆塗りの「酒槽(さかふね)」など昭和初期まで使われていた道具や、水戸藩拝領品の「三組御盃(みつぐみおんはい)」「葵紋蓋付銚子(あおいもんふたつきちょうし)」などを展示。酒を造り飲み楽しむ様子を記した「常陸国風土記」など、古くからの関わりも知ることができる。

展示担当者の田中伸吾さんは「茨城が酒どころと知らない人も多いのでは。茨城の酒の文化に親しんでほしい」と話している。

時間は午前9時半〜午後5時。月曜休館。入館料は一般150円、大学生80円。13、21の両日は午前11時と午後2時から展示解説が行われる。 (根本樹郎)



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