婚活支援 出会い提供 筑西 ボランティア組織発足

人口減少に悩む筑西市で、婚活支援のボランティア団体「赤い糸」(淀縄光子(てるこ)代表)が発足した。メンバーらはこれまで、県の「いばらき出会いサポートセンター」のボランティアで未婚男女の仲介を行うマリッジサポーターとして同市を含む県西地域で活動に携わってきたが、同市での婚活支援を強化しようと独自の支援組織を立ち上げることにした。
同団体はメンバー14人が中心となり、未婚者が知り合う出会いパーティーや結婚相談会などを定期的に開いていく。8月末にも出会いパーティーの開催を準備している。市広報紙などを通じて参加者を募集する予定。
「マッチングがうまくいっても、なかなかその後の支援が難しい。ぜひ成功例が増えれば」と淀縄代表。
発足式が19日、同市丙のしもだて地域交流センターアルテリオで開かれ、活動メンバーのほか、協力員などが集まった。
淀縄代表は「筑西市も合併時は11万6千人だったが、10年後の現在では10万4千人と1万人も減ってしまった。若い人たちが家庭を持ち、子どもを産み育てる環境づくりが必要」と活動開始に当たって婚活支援の必要性を訴えた。来賓の須藤茂市長は「行政としてもこうした活動を支援していきたい」と語った。
(大高茂樹)