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マスコット 「いなのすけ」テーマソング 「いいな稲敷」軽快に♪

「稲敷いなのすけ」にテーマソングを披露する岸本航さん=稲敷市役所
「稲敷いなのすけ」にテーマソングを披露する岸本航さん=稲敷市役所


「いいな いいな いいな稲敷〜」「豊かな自然が大好き 僕は稲敷いなのすけです♪」-。稲敷市のマスコットキャラクター「稲敷いなのすけ」のテーマソングが今月誕生した。都会から移住してきた同市の「地域おこし協力隊」の男性隊員が制作し歌っている。住民の意見を取り入れ作詞作曲。キャラのかわいらしさを強調し軽快で覚えやすい曲で、市のホームページで視聴できる。歌を贈られた「いなのすけ」は体を揺すって喜び、市のPRに意欲をみなぎらせている。

テーマソング「いいな!稲敷いなのすけ」を作ったのは、昭和音楽大(川崎市)卒の岸本航(わたる)さん(22)。「ほかのゆるキャラに負けないように『いなのすけ』のかわいらしさを歌で押し出したかった」と話す。

構想から完成までは約20日。市内各地を巡り、自前のギターを操って即興で原曲を披露した。2番に出てくる歌詞の「江戸崎かぼちゃに浮島レンコン 東のミルキークイーン」という部分は「特産品を入れた方がいい」という意見を採用した。

「誰もが口ずさめること」を最優先に、さびの「いいな いいな いいな稲敷」の部分は、童謡をモチーフにした分かりやすい旋律にした。メーンの楽器をトランペットなど管楽器にしたことで、軽快さも生まれた。

話すことのできない「いなのすけ」のために、同隊員の尾花孝治さん(29)と共に「いなのすけ」用のダンスを考案中。7月末までに完成させ、市内の幼稚園や保育園などで披露したいという。曲は市非公認だが、市内外のイベントでの歌と踊りの発表も模索し、市のPRにまい進していく。

岸本さんは「いなのすけ」に代わり「稲敷の良さが詰まった曲なので、多くの人に聞いてもらって、遊びに来てほしい」と呼び掛けている。(鹿嶋栄寿)

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