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バイパス2940メートル開通 常陸太田・国道293号 完成祝い式典

テープカットやくす玉割りで開通を祝う関係者ら=常陸太田市真弓町
テープカットやくす玉割りで開通を祝う関係者ら=常陸太田市真弓町


常陸太田市内で整備が進められている国道293号常陸太田東バイパス(全長8990メートル)のうち、同市大森町から同市岡田町までの2940メートル区間が8日、供用を開始した。開通式が同日開かれ、関係者や地元住民ら約320人が完成を祝った。

同バイパスは国道293号の同市内の慢性的な交通渋滞の緩和などを目的に、1993年度に整備がスタート。これまでに同市のはたそめ団地から常陸太田工業団地(同市幡町〜同市岡田町)の約1・9キロ区間が開通していた。今回の開通で市道と合わせて国道349号につながることになり、円滑な交通の確保が期待される。

今回供用開始された道路の幅は18メートルで片側1車線、両側に3・5メートルの歩道を整備した。事業費は約41億円。

式典には県や市の関係者、地権者などが出席して、くす玉割りやテープカット、通り初めなどが行われた。

橋本昌知事は「県北地域を元気にする役割を果たす道路。地域の発展につながることを願う」と述べ、大久保太一市長は「地域間交流や経済発展に欠かせない道路で、交流人口の拡大に期待したい」と話した。

同バイパスの総事業費は214億円を見込み、同市増井町までの全線開通を目指す。

(朝倉洋)



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