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冬山や植物 白黒の世界 水戸 ベテラン写真家二人展

独自の視点のモノクロ表現で写した作品を展示する島利宣さん(右)と萩谷靖さん=水戸市見川町
独自の視点のモノクロ表現で写した作品を展示する島利宣さん(右)と萩谷靖さん=水戸市見川町


ベテラン写真家2人による展覧会「銀・二人展」が19日まで、水戸市見川町のギャラリーしえるで開かれている。出展しているのは城里町在住の島利宣さん(70)と水戸市在住の萩谷靖さん(73)。自然の姿を独自の視点で捉え、モノクロ写真で写し出した作品が並ぶ。

タイトルの「銀」は「銀塩写真」のこと。デジタルではない、フィルムを使った銀塩ならではの深みのある表情を求め、現像から全紙サイズまでの引き伸ばし作業を自ら行う。

島さんは北穂高・東稜、槍ケ岳、奥穂高岳など冬山を撮った写真を発表。一つの風景を3、4枚に分けて撮影し、隙間をつくって並べる。「隙間にエネルギーがある。鑑賞者に想像を膨らませてほしい」と説明する。

萩谷さんは「したもえ」と題し、酷寒の河原で撮影した植物の躍動を感じさせる作品。葉に水分が凍り付いた写真とネガポジ(白黒)を反転させた写真を並べて展示。「何げない被写体を見詰めるように撮り、その被写体がこちらをどう見てるかを表現したかった」と話す。

問い合わせは同ギャラリー(電)029(241)5696

(小田内裕司)



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