「夢を大切に」と訴え 片岡安祐美さんが体験披露
スポーツ選手らが「夢先生」として訪れる「スポーツ笑顔の教室」が9日、鹿嶋市立三笠小(大槻啓子校長、児童786人)で開かれ、社会人野球の茨城ゴールデンゴールズ監督兼選手で活躍する片岡安祐美さん(28)が自身の体験談を披露しながら「夢を大切にして」と訴えた。
片岡さんはユニホーム姿で体育館に現れ、児童と一緒に体を動かした後、教室で授業にのぞんだ。この日は午前と午後の二回、5年生の2クラスを担当した。
片岡さんは、甲子園出場を夢に抱きながら女性は試合に出られない現実に苦悩。それでも「野球は好き。離れられない」と熱い思いを語り、「夢はその人にとって大切なもの。誰も夢を笑う資格はない」と強調した。
?田伊吹君(10)は「僕も夢をいろいろと持ちたいと思った。将来はゲームをつくりたい」と目を輝かせた。同小では10日、元大リーガーのマック鈴木さんも夢先生として訪れた。
スポーツ笑顔の教室は東日本大震災の被災地を対象に、日本体育協会や日本オリンピック委員会など4団体が連携を図り「スポーツこころのプロジェクト」として各地で開催している。
(小林久隆)