石岡の常陸国総社宮 境内で現代美術競演

ガラスの丸い板や粘土の動物。どこに作品が隠れているか見つけるのも楽しい=石岡市総社
ガラスの丸い板や粘土の動物。どこに作品が隠れているか見つけるのも楽しい=石岡市総社
常陸国総社宮の石崎貴比古さん(左)と参加作家たち=石岡市総社
常陸国総社宮の石崎貴比古さん(左)と参加作家たち=石岡市総社
県内ゆかりの作家の美術作品を神社の境内で発表する催し「数多(あまた)の祭り」が、石岡市総社の常陸国総社宮(石崎雅比古宮司)で開かれている。会場では、個性豊かな絵画や立体作品が、参道や建物内に点在。伝統ある神社と美術のコラボレーションという、一風変わった展示となっている。22日まで。


同展は同総社宮の禰宜(ねぎ)、石崎貴比古(たかひこ)さんが企画。小中学校の同級生だった作家の浅野暢晴(のぶはる)さんに呼び掛け、2014年、インスタレーションなどを発表したのが始まり。境内に展示することで、訪れた参拝者だけでなく、神様に美術を楽しんでもらうという「祭り」を目指している。

今回は浅野さんに加え、郷戸一行さん、白石綾さん、茅根賢二さん、残間奈津子さん、葛迫大祐さん、ともつねみゆきさん、槙野さやかさんの8人が参加した。

会場にはガラスや石こうといった、さまざまな素材を用いた作品が並ぶ。神楽殿につり下げられた金属加工作品は、まるで奉納の舞を踊っているように見える。ご神木の前にさりげなく立てられた木彫など、境内の雰囲気に現代美術が不思議となじんでいる。

「作家は場所の持つ意味を考えつつ、自由に展示している。楽しんでもらえたら」と貴比古さん。浅野さんは「神社の雰囲気を壊さないよう配慮した。展示場所が違うと、作品も違って見える」と話した。

9日午後3時から貴比古さんと浅野さんによるアーティストトークを、15日には槙野さんによる鏡作りの一般向けワークショップ(要予約)を行う。

(安ケ平絵梨)

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