若者ら反戦訴え 水戸駅南口 「平和守り通す」
幼い子どもを持つ県内の母親や若者らが先月結成した反戦団体「Saud(そうだ)a@(あっと)Ibr(いばらき)」は、広島原爆の日の6日夜、水戸市のJR水戸駅南口ペデストリアンデッキで平和について考える集会を開き、10〜30代の若者らが戦争の悲惨さや平和の尊さを訴えた。
集会では、若者5人がリレートークとして次々とマイクを握り、約40人の参加者や通行人らにアピール。
東海村の法律事務所職員、蛭田美咲さん(26)は「悲惨な戦争を繰り返してはならない。子どもにも平和な日本で生きてもらいたい」と訴えた。ひたちなか市の高校生、海老沢太一さん(17)は「戦争をしたくない気持ちに年齢は関係ない」と力を込めた。
ほかに原爆の悲惨さをつづった詩や絵本の朗読などを行った。
集会は同団体結成後初めての企画で、共同代表の一人、花山知宏さん(38)は「私たちと同じ気持ちを持つ若者が多いことが分かり、平和を守り通す決意を新たにした」と話した。