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茨城国体・山岳競技 小中生選手発掘へ 会場の鉾田市が「教室」

クライミングの動きを教わる児童ら=鉾田市当間の鉾田総合公園体育館
クライミングの動きを教わる児童ら=鉾田市当間の鉾田総合公園体育館


2019年茨城国体の山岳競技会場となる鉾田市で、地元生え抜きの選手を育てる有力選手強化事業が始まった。将来有望な小中学生に対し、6月〜来年3月まで月1回、教室を開いて競技に取り組んでもらう。

市では昨年から市内小学6年生全員に体験教室を開催。児童は夏休みを除く6〜9月までに2回ずつクライミングを体験している。昨年と今年の体験教室の中で特に意欲的に取り組んでいた児童37人に強化事業への参加を呼び掛けた。

7月末の2回目の強化事業には小学5年〜中学1年までの男女約30人が参加。午前10時〜午後3時まで、同市当間の鉾田総合公園体育館にあるクライミングボードを使い、県山岳連盟から指導を受けた。

参加者はボルダリング(高さ4メートル)と命綱を付けるリード(同10メートル)の2種類のボードに交代で取り組んだ。登る前後に同連盟の指導員が個別に指導、体の使い方や力を入れない方法などを実演しながら助言した。

旭南小6年、小橋凜夏さん(12)は「ムーブ(動き方)ができるようになればもっと楽にできるようになると教えてもらった。めちゃくちゃ楽しい」と笑顔で話した。

市は22日、市内小中学生に対する初めての競技会「第1回ほこまるカップ」を開く予定。強化事業について市の担当者は「せっかく地元でやる国体。鉾田の選手に出てもらいたいし、そうなれば盛り上がると思う」と期待を込めた。(島田真太郎)



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