小美玉市 若手職員、まちづくり提案
国の「まち・ひと・しごと創生法」施行を受け、独自の人口ビジョンと総合戦略の策定に取り組む小美玉市で21日、若手職員が地方創生の具体的施策について提案を行った。島田穣一市長や副市長、部課長ら幹部が審査委員として発表に聞き入った。
提案発表は、同市が取り組む職員提案制度の一環。各課から選ばれた入庁3年目の職員16人が4班に分かれ、6月から3カ月間かけて、新たなまちづくり施策を考えた。
提案では、市のウェブサイト改良や、市の魅力ある場所について絵本の読み聞かせなどを行う「おやこの図書館」といった企画を発表。市内に点在する森林で「ツリーハウス」造りと日曜大工などの市民講座開設を発表したグループは、審査委員から「面白い視点」と評価を受けた。
提案は、市の総合戦略策定に向けたワーキングチームの参考材料にする。島田市長は「自分たちのまちづくりは自分たちの手で、という意気込みを感じた」と話した。(高畠和弘)