「笠間の栗」統一ロゴ 武蔵野美大チーム制作
市内産クリの知名度アップを目指す笠間市は31日、新たに決めた「笠間の栗」統一ロゴマークを同市中央3丁目の市役所で発表した。学官連携事業を行う武蔵野美術大(東京都小平市)の教授と学生計7人のチームが担当し、「日本一のクリを発信する際の旗頭に使い、紋章を育ててほしい」と思いを語った。
同マークは、クリ色の円の中に、クリの影を白抜きした。皮模様の表現が漢数字の「一」に似ている。
ロゴ制作は今年4月に着手し、7月下旬の第1次プレゼンで作品を絞り込み、練り上げた。この日の発表会ではロゴマークと、マークを取り入れた展開案(Tシャツやのぼり旗、シール)も参考案を提示した。
今後、商標登録を取得し、詳しいデザインマニュアルを作成する。使用開始時期は詳細決定後としているが、「笠間の栗」生産者や加工業者からの申請を受けて、使用を許可していくことになる。
デザインを担当した同大4年、後藤瑛里さん(21)は「日本一の産地として、おいしさが伝わるデザインを心掛けた。笠間市の顔として根付いてほしい」と期待を込めた。 (武藤秀明)