県外搬送を訓練 小美玉・百里基地
県内では1日、小美玉市百里の航空自衛隊百里基地で、傷病者の広域搬送訓練が行われた。県内外の災害派遣医療チーム(DMAT)隊員や自衛隊員ら約100人が参加し、同基地に臨時の救護所をつくり、航空機を使ってけが人を県外に搬送するまでの流れを確認した。
訓練では、重傷の患者を被災地外へ運ぶために県が設置する航空搬送拠点臨時医療施設(SCU)を開設。首都直下地震による本県の被害が小さかったことから、同基地を拠点に、千葉県で発生したけが人を自衛隊機で福島県へ搬送する想定で実施した。
本県のほか北海道や兵庫、青森県から参加したDMAT隊員らは、救急車でSCUに運ばれてきた患者のけがの程度を確認し、応急処置を実施。県庁にいる統括DMATなどと連携しながら、患者を搬送するまでの手順を確かめた。
SCU本部長を務めた兵庫医科大(兵庫県)の久保山一敏医師は「患者情報の扱い方が通常とは違うので注意して取り組んだ」とし、茨城DMATで水戸済生会総合病院(水戸市)の福井大治郎医師は「訓練でできたこと、できなかったことを整理して反省したい」と話した。 (戸島大樹)
訓練では、重傷の患者を被災地外へ運ぶために県が設置する航空搬送拠点臨時医療施設(SCU)を開設。首都直下地震による本県の被害が小さかったことから、同基地を拠点に、千葉県で発生したけが人を自衛隊機で福島県へ搬送する想定で実施した。
本県のほか北海道や兵庫、青森県から参加したDMAT隊員らは、救急車でSCUに運ばれてきた患者のけがの程度を確認し、応急処置を実施。県庁にいる統括DMATなどと連携しながら、患者を搬送するまでの手順を確かめた。
SCU本部長を務めた兵庫医科大(兵庫県)の久保山一敏医師は「患者情報の扱い方が通常とは違うので注意して取り組んだ」とし、茨城DMATで水戸済生会総合病院(水戸市)の福井大治郎医師は「訓練でできたこと、できなかったことを整理して反省したい」と話した。 (戸島大樹)