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J1鹿島が食育事業 バランスよい食事を

スポーツ栄養士の松田幸子さんの講義を聴き、食事の大切さを学んだ児童ら=鹿嶋市粟生
スポーツ栄養士の松田幸子さんの講義を聴き、食事の大切さを学んだ児童ら=鹿嶋市粟生


鹿嶋市教育委員会とサッカー鹿島アントラーズFCによる「食育」がテーマの地域連携事業が9日、同市立高松小(折笠良平校長、児童237人)を皮切りにスタートした。スポーツ栄養士やサッカーコーチが12月までに市内全12小学校を巡回、児童らにバランスの取れた食事や運動の大切さを伝えていく。

同事業は食への理解を深めることを目的に、市教委から鹿島FCへ委託。鹿島FCのスポンサーである製粉大手の昭和産業(東京)より食育の専門家が派遣され、講義を受け持つ。

この日の講義は小学2年生と4、6年生を2グループに分けて実施。

スポーツ栄養士の松田幸子さんが体をつくる柱として運動、食事、睡眠の重要性を紹介しながら「朝ご飯は絶対に食べてください」と訴えた。また(1)主食(2)主菜(3)副菜(4)汁物(5)果物(6)乳製品をバランスよく取り、ご飯は自分の握り拳程度の分量を食べることを勧めた。

体育館では鹿島FC育成部のコーチらがサッカーボールを使い、遊びの要素を取り入れながら体を動かした。児童らは元気よく走り回りたっぷり汗を流した。

2年生の須藤百合香さん(8)は「ご飯をグー(握り拳)ぐらい食べることがいいと勉強になった」と振り返った。

同事業はホームタウンの鹿嶋市、鹿島FC、神栖市内に鹿島工場のある昭和産業が一体となった取り組みで、市では一連の事業を通して地域活性にもつなげたい考えだ。(小林久隆)



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