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個性あふれる陶器 地場産品を展示販売 「笠間浪漫」開幕

そば店と作陶家が連携して制作した業務用食器が並ぶブース=笠間市笠間
そば店と作陶家が連携して制作した業務用食器が並ぶブース=笠間市笠間


笠間焼をはじめ笠間市の地場産品を中心に展示、販売するイベント「笠間浪漫(ろまん)」が9日、同市笠間の笠間芸術の森公園で開幕した。県内そば店と笠間焼の作陶家が連携して制作した業務用食器の展示など趣向を凝らした企画もあり、初日は平日にもかかわらず大勢の人でにぎわった。

同イベントは笠間観光協会の主催で、恒例行事だった「匠のまつり」を衣替えし、4回目の開催となる。12日までの4日間で、飲食も含め100を超えるブースが並ぶ。

そば店と作陶家が連携した作品の展示は、飲食店での笠間焼の使用を促進する狙いで、笠間焼協同組合が初めて企画。呼び掛けに応じた30店と作家30人が1対1で検討を重ね、そば用皿や薬味皿、とっくりなど個性あふれる業務用食器セットを完成させた。

同市福原の作陶家、仲本律子さん(59)は「家庭用に比べ一層の耐久性が必要で、そういった機能と美しさの両方を追求するのが難しく、楽しかった」と話す。

このほか、陶芸作品の展示販売、笠間名物のいなり寿司(ずし)や地酒、旬のクリなど農産物の加工品販売、バーベキューコーナー、各種ステージ発表、稲田石の造形作品展示とさまざまなブースがそろう。

夜間も企画が盛りだくさんで、10日はおはやしや盆踊り、演奏などが楽しめる夜間の部「稲田縁日」、11日は全国のビッグバンドが集う音楽祭(12日昼間も開催)が予定されている。(今井俊太郎)



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