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所得増や基盤強化決議 県JA大会 3分野で戦略目標

1200人が参加し行われた第27回県JA大会=結城市中央町
1200人が参加し行われた第27回県JA大会=結城市中央町


JAグループ茨城(加倉井豊邦会長)の今後3年間の基本方針を決める「第27回県JA大会」が29日、結城市中央町の結城市民センターアクロスで開かれ、農業者の所得増大や地域活性化、組織や事業基盤の拡充強化などを盛り込んだ来年度からの運動目標を決議した。

決議内容は2016年度から18年度までの3カ年計画に反映される。JA役職員や組合員ら約1200人が参加。橋本昌知事、本県選出の衆参両議員が来賓として出席した。

今大会は「農業」「地域・くらし」「組織・経営」の三つの分野を戦略の柱とし、(1)農業者の所得増大への貢献(2)地域と暮らしを豊かで元気にするための協同組合運動の再構築(3)JA自己改革を実現するための組織・事業基盤の拡充強化-の戦略目標を掲げた。

また、環太平洋連携協定(TPP)対策運動の継続・強化▽組合員・JAの求める政策の実現と農政運動組織強化▽関東・東北豪雨による水害からの振興-の三つの特別決議を満場一致で採択した。

加倉井会長は「自分たちの存在意義が問われる3年間となる。運動目標の実現に向けて意思統一を図り、着実に自己改革を実践し成果を上げていきたい」と呼び掛けた。




 (松崎亘)

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