内山味噌店 甘酒プリン13日発売 優しい甘さ、食感滑らか
1872年創業の老舗みそ蔵「内山味噌(みそ)店」(日立市水木町、内山庄栄社長)は、同店の人気商品「みそプリン」や「しょうゆプリン」の姉妹品として「甘酒プリン」を13日に発売する。甘酒の風味を残しながらもスッキリとした味わいが特徴で、内山社長は「みそ蔵ならではのみそやこうじを使った新食感の発酵スイーツを多くの人に食べていただきたい」と話している。
甘酒プリンは、牛乳の代わりに常陸太田産の「合鴨(あいがも)栽培自然米コシヒカリ」を使った甘酒を使用。農薬や化学肥料を使わないアイガモ農法で大切に育まれた自然米をぜいたくに使った甘酒のこうじを丁寧につぶし、優しい甘さと滑らかな食感に仕上げた。
販売開始に先駆けて10日には、発酵食を取り入れた創作料理を提供する「cafe Mizukinosho」で試食会を開催。甘酒プリンのほか、同日発売された即席みそ汁のフリーズドライ「トマト味」と「きのこ味」をみそ汁にして提供した。
トマトの酸味とみそのコクがマッチした「トマト味」はトマト鍋で提供。古式醸造豊熟みそと3種類のきのこで奥深い味に仕上げた「きのこ味」は炊き込みご飯などにアレンジして提供された。
内山社長は「みそ屋のみそ汁として伝統の味を皆さんに届けたい。今後も商品開発に力を注ぎたい」と意欲を見せる。
甘酒プリンは1個300円、即席みそ汁「トマト味」「きのこ味」はそれぞれ1個160円、みそプリンと、しょうゆプリンはそれぞれ1個280円(全て税別)。問い合わせは同社(電)0294(52)2223。
(小室雅一)