保護司の更生活動拠点 面談や相談、笠間に開所
保護司の活動拠点「笠間地区更生保護サポートセンター」が、笠間市笠間の県施設・旧笠間保健サービスセンター内に設置され、5日に開所式が行われた。保護観察対象者との面談、犯罪や非行に関する市民からの相談などに対応する。
同市を管轄する笠間地区保護司会(萩野谷建夫会長、会員32人)が開設。自宅で面談などの対応に当たってきた保護司の負担軽減につなげる。
使用する部屋は1階の約33平方メートル。同会に無償で貸し出される。開館日は月曜から金曜の平日、時間は午前10時〜午後4時。会員が交代で常駐する。
式典は関係者約50人が出席し、萩野谷会長は「(開所を機に)社会貢献活動のさらなる充実を図り、地域社会の安心、犯罪抑止のため尽くしたい」とあいさつした。
水戸保護観察所の大澄穂高所長は「少子高齢化により、保護司の活動が難しくなる中、センターの存在は大きな力になる」と期待を寄せた。
同サポートセンターは法務省が2008年度から開設を呼び掛けており、県内では10カ所目となる。(今井俊太郎)