2015年11月16日(月)

専門的視点で動物解説 市郷土博物館かみね動物園 共同イベント好評 日立

博物館の学芸員と動物園の飼育員が動物をテーマに角度を変えて解説した=日立市郷土博物館
博物館の学芸員と動物園の飼育員が動物をテーマに角度を変えて解説した=日立市郷土博物館

日立市郷土博物館(小松徳年館長)とかみね動物園(生江信孝園長)の共同イベント「ズーハク」が好評だ。交流のなかった二つの市施設が動物をテーマにそれぞれの専門的な視点から解説し、理解を深めてもらうとともに、レジャー施設や社会教育施設といった固定的なイメージを変えていこうというもの。博物館と動物園の共同企画の実施は全国的にも珍しく、関係者や参加者から継続、拡大の声が寄せられている。


ズーハクは動物園の「ZOO(ズー)」と博物館の造語。動物園は博物館法では博物館の一種として扱われ、施設としての性質が同じ。2施設は住所も同じ宮田町2丁目にありながら交流がなかったが、市職員として同期の猪狩俊也さん(郷土博物館学芸員)と中本旅人さん(動物園飼育員)の2人が連携を模索。継続的な共同企画イベントが誕生した。

第1弾は3〜5月に各施設の展示物に、それぞれ関連した解説カードを掲示。職員が他方の施設に出向いて解説も行った。

第2弾は12日にズーハク講座「原始古代のどうぶつたち」を開き、遺跡で見つかったツキノワグマの牙やヘビ形土器、金銅製馬具から関係する動物の生態や現状などを2人のユーモアあふれるやりとりで語り掛けた。参加者は和やかな雰囲気の中で角度を変えた解説に耳を傾け、「講座に参加した気持ちで聴けた」「この取り組みを継続し全国に発信してほしい」などと満足そうだった。

中本さんは「どちらも学ぶことが楽しい場所にしたい」、猪狩さんは「2施設とも本来の目的や機能を皆さんと共有したい」と意気込んだ。 (飯田勉)

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