新ルート運行開始 土浦・つくば 成田行き高速バス
土浦・つくばから成田空港への直行バスのルートが、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)・東関東自動車道経由に変更され、16日から運行を開始した。つくば市吾妻1丁目のつくばセンターで開通式が行われ、関係者は運行への期待を込めた。
関東鉄道(本社土浦市)によると、新しいルートは、土浦駅東口からつくばセンターを経由し、牛久インターチェンジ(IC)から圏央道に入る系統▽土浦駅東口、つくばセンターからひたち野うしく駅を経由して、牛久阿見ICから圏央道に入る系統-。
これまでは一般道を使っていたが、路線変更により土浦からの所要時間は最短で1時間15分、つくばからは55分で、いずれも従来より40分ほど短縮できるという。運行本数も1日9往復から12往復に増便された。
開通式には関東鉄道の酒寄博司社長やつくば市の細田市郎副市長ら関係者が出席。出発する高速バスを拍手で見送った。
時々、利用しているという筑西市の男性は「ありがたい。だいぶ楽になると思う」と話した。関東鉄道の酒寄社長は「これから成田空港がますます近くなるのではないか。より快適に安全運行を目指していきたい」と述べた。 (照沼久夫)