登下校見守り10年 筑西・河間地区 イベントに白バイ隊

地域住民が子どもたちの登下校時の見守り活動に取り組む筑西市河間地区の「スクールガード河間」(稲見信夫会長)の活動が開始から10周年を迎え、記念のイベントが10日、同市羽方の河間小学校(袖山恵子校長)で開かれた。地域住民が集まってさらなる防犯意識の高まりを誓い合った。
スクールガード河間は、栃木県日光市(旧今市市)で2005年、小学1年の女児が下校途中に連れ去られて殺害され、常陸大宮市の山林で遺体で見つかった事件を受け、河間小児童の登下校の安全を見守ることを目的に活動が始まった。08年8月には現在の団体名で組織が正式発足し、約100人が活動を繰り広げている。
児童も参加して同小体育館で開催された集会で稲見会長が「これを契機に河間地区の子どもたちをこれまで以上に地域で守っていきたい」と呼び掛けた。袖山校長は「普段の活動が子どもたちを守っている」と感謝の言葉を述べた。飯塚幸雄筑西警察署長も「10年間続けるのは大変なこと」とたたえた。
イベントでは児童向けの交通安全教室のほか、県警の白バイ隊が参加し、子どもたちは喜んで見物していた。
(大高茂樹)