結婚支援のスキル磨け 県セミナー
結婚支援の取り組みを学ぶ「結婚応援団パワーアップセミナー」が13日、常陸太田市中城町の市民交流センターで開かれた。結婚相談業など専門的な民間事業者や行政関係者、結婚支援活動を志す市民ら約25人が参加して知識を深めた。
県の主催事業で、県内各地で婚活事業などを手掛ける「大和撫子和乃会(やまとなでしこわのかい)」(安達和子代表)に委託。講座はテーマごとに弁護士や写真家ら専門家が講師役を務め、相談対応のノウハウ習得やお見合い写真の撮り方など2日間で計10講座が行われ、受講生には修了証が授与される。
この日は安達代表が今どきの婚活事情などについて説明しながら、受講者に「サポート役として『相談してよかった』『幸せになれた』と言ってもらえるようになってほしい」と呼び掛けた。続いて、弁護士が個人情報の取り扱い方を解説したほか、助産師による妊娠・出産の正しい知識なども学んだ。
仲人業の新開順子さんは「自分自身のステップアップのために参加した。学んだことを生かして相談者によりよい相手を紹介できるようにしたい」と話し、大子町職員の皆川敦史さんは「町でも結婚支援に力を入れ始めた。行政として力になれるよう、多くのことを吸収して対応していきたい」と述べた。
県少子化対策室の石橋秀治室長は「結婚支援の一つの取り組みとして、地域の結婚に結び付くことを期待している」と話した。(朝倉洋)