県北事業プラン競う 食やレジャー提案 水戸、2組が優秀賞
ビジネスで県北振興を-。人口減少や少子高齢化が進む県北地域を新事業の創出で活性化する「県北地域ビジネスプランコンペティション2015」の最終審査会が13日、水戸市三の丸1丁目の常陽芸文センターで開かれた。応募51組から選ばれた9組が公開プレゼンテーションに臨み、優秀賞(賞金200万円)には県北ジオパークにちなんだ「ジオ丼」を発表したジオフーズ(日立市)ら2組が選ばれた。
同コンペは、県北エリアの新たな地域資源発掘や各地の課題解決につながる新事業を見いだそうと昨年度から始まった。受賞者は賞金のほか、事業プラン実現に向けた専門家の支援も受けられる。
最終審査に進んだ9組の掲げた事業プランは、食やレジャー、ブライダル、介護などさまざま。発表者は持ち時間12分で、事業成功の可能性や商品の魅力を懸命にPRした。
優秀賞を獲得したジオフーズは、「茨城県北ジオパーク『食』で新たなイノベーション」をテーマに、宮沢孝子社長が考案した「ジオ丼」を発表。日立沖の海産物、新たな食材として野草のスベリヒユも使用し、約5億年前の地層が残る県北地域の魅力を表現した。宮沢さんは「県北地域は自然と歴史の宝庫の里。ジオ丼は、観光ツアーのお弁当やイベントなどで販売したい」などと話した。 (大平賢二)
ほかの受賞者・企業は次の通り。(敬称略)
優秀賞 ピーハピィ・エンタープライズ
奨励賞(賞金100万円) キャンドル・ナイト・リゾート▽小池美紀子▽飛勘水産▽山口