海の生物、生態を紹介 県大洗水族館、茨城高・中生が発表
児童や幼児らに海の生き物について知ってもらおうと、茨城高校・中学校(大塚真澄校長)の生徒が14日、大洗町磯浜町のアクアワールド県大洗水族館で館内の生き物を紹介した。生徒たちはパワーポイントなどを使って、マンボウやウミガメなどの生態をクイズ形式で発表した。
水族館と同校の連携授業「目指せ!生き物博士」の一環で、生徒たちの海の生物への理解を深め、教える能力を高める狙い。生徒たちは1班5、6人で構成する5班に分かれ、班ごとに好きな生物1種類を選択。同館の飼育職員へのインタビューなどを通じ、生物の生態や特徴を学んだ後、発表を行った。
この日は各班約10分間ずつ、選択した生き物の水槽前で発表を披露した。「トラフザメ」を選んだ班は、画用紙にサメの絵を描いて特徴を分かりやすく説明。同館から卵の殻を借り、集まった子どもたちに見せながら説明した。班のリーダーを務めた高校2年の今橋卓杜さん(17)は「なるべく分かりやすい言葉で話すように心掛けた。やりがいがあった」と話した。
発表を聞いたつくば市の今田瑛さん(6)は「いろいろ聞けて楽しかった」と笑顔を見せた。 (成田愛)