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鬼怒川決壊 温泉施設、待望の再開 ビアスパークしもつま

「ビアスパークしもつま」が再開し、大勢の来館者が温泉の順番を待つ休憩室=下妻市長塚乙
「ビアスパークしもつま」が再開し、大勢の来館者が温泉の順番を待つ休憩室=下妻市長塚乙


昨年9月の関東・東北豪雨で浸水被害を受け、営業が休止していた下妻市長塚乙の温泉・宿泊施設「ビアスパークしもつま」が18日、約5カ月ぶりに営業を再開した。この日は温泉入浴が無料とあって、再開を待ちわびた人たちでにぎわった。

ビアスパークは、昨年9月10日の鬼怒川越水で、施設や機器類が水浸しとなった。低地にあった農産物直売所に泥水が流れ込んだほか、本館の電気系統も浸水被害を受けた。市が約6200万円を掛けて復旧作業を行い、再開にこぎつけた。

朝から30〜40人が列をつくっていたため、開館時間を30分早めて同9時半にオープン。その後も次々に来館者があり、温泉は順番を待つ人たちでごった返した。

休憩室は入浴を済ませた人や整理券を手に待つ人で満杯状態。近隣市町村から来たという3人の女性は「よく利用していた。また楽しみができた」と営業再開を喜んだ。東京から週1回は来館していたという夫婦は「お湯が体に合っている。でも、混み合っていてなかなか湯船に入れなかった」と笑顔で話した。

入浴料は19〜21日の3日間、通常の大人700円が500円に割引される。支配人の大里佳正さんは「予想以上に多くのお客さんに来ていただいてうれしい。20日は宿泊施設も満室」と対応に追わた。 (中村勉)

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