土浦協同病院、完成祝う 診療、来月1日から

3月に土浦市おおつ野に移転・開院する土浦協同病院(家坂義人院長)で20日、完成を祝う式典が開かれ、新病院の内部が公開された。診療は3月1日から。
新病院は地上10階建て。内科や循環器内科など31の診療科と救命救急センター、地域がんセンター、総合周産期母子医療センターを持つ。来院は原則予約制。
医師数は約200人で、病床数は800床。敷地にヘリポートを設け、ドクターヘリや大型ヘリの発着が可能となった。1階にはコンビニエンスストアやコーヒー店、10階にレストランが入った。
祝賀会で加倉井豊邦JA県厚生連・経営管理委員会会長は「何のための医療か考え、相手(患者)の立場でベストを尽くしてほしい」とあいさつ。来賓の橋本昌県知事は「これからの時代に必要な体制が整った」と祝福し、鹿行地区からのアクセスが向上したことにも触れ、医師不足に悩む同地区の医療体制改善に期待を寄せた。 (鈴木里未)