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「就農」夫妻に機械貸与 茨城町農業公社 香川から転居

無償貸与された軽トラのレプリカキーを町農業公社理事長の小林宣夫町長(中央)から受け取る村田鉄平さん=茨城町下土師
無償貸与された軽トラのレプリカキーを町農業公社理事長の小林宣夫町長(中央)から受け取る村田鉄平さん=茨城町下土師


茨城町農業公社(理事長・小林宣夫町長)は、本年度の新規就農希望者研修事業の採用者宅で、農業用機械の貸与式を行った。

農業用機械の無償貸与を受けたのは、同町下土師の村田鉄平さん(27)、杏奈さん(22)夫妻。香川県の同じ農業法人で働き、結婚を予定していた2人は昨年、鉄平さんの出身地(つくば市)の茨城で就農を考えた。県農林振興公社の紹介で同町の空き家住宅に引っ越し、今年1月に結婚した。

村田さん夫妻は町農業公社の事業に採用され、2年間、農業後継者育成の支援を受けながら研修を受ける。今回はトラクターのほか、軽トラック、管理機、自走式動噴、ネギ収穫機、ネギ管理機、ネギ皮むき機が貸与された。同町小幡の約1万2千平方メートルの農地とJA水戸ねぎ部会の指導で白ネギ栽培を始める。

小林町長は「町には広大な農地があるが、高齢化と後継者不足が課題。町外からの農業定住を歓迎する。大成功してほしい」とあいさつ。鉄平さんは「町外からの就農者の手本となるよう鋭意努力する」と述べた。

(小田内裕司)



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