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交流・にぎわい拠点に 石岡駅橋上化、完成祝う

石岡駅の完成を祝いテープカットする関係者=石岡市国府
石岡駅の完成を祝いテープカットする関係者=石岡市国府


JR石岡駅の橋上化と東西自由通路が完成し、30日、石岡市の同駅ステーションパークで、多くの関係者や市民が祝う中、式典が盛大に開かれた。今泉文彦市長は「まちのシンボルとなり、交流とにぎわいの拠点にしていきたい」と期待した。

駅舎は筑波山と霞ケ浦を描いたタイルアート壁面や、常陸国総社宮の例大祭「石岡のおまつり」で繰り出される山車や獅子頭が展示スペースに飾られるなど、特色ある玄関口が誕生した。

式典では橋本昌知事らが来賓で祝辞を述べ、テープカットが行われた。

駅は昨年9月、改札口を駅舎2階に移し、自由通路を利用開始。今月10日には、同市にゆかりのある切り絵作家、滝平二郎さんの作品をステンドグラスとして自由通路に設置しお披露目した。エレベーターやエスカレーター、観光案内所、東口広場なども完成した。

今後、東口に整備中のバス高速輸送システム(BRT)「かしてつバス」専用駅前広場を利用開始し、西口広場の完成を目指す。

駅の発車メロディーは、旧駅舎で飼い主を待ち続けた忠犬を題材にした大島花子さんのオリジナル曲「ここで待ってるよ」などを準備中。展示スペースには、中心市街地の各町内の山車や獅子頭が数カ月置きに順次飾られる予定だ。(高畠和弘)



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