小美玉・サッカースクール なでしこ目指し決意
小美玉市小川の女子中学生対象のサッカー選手育成スクール「小美玉フットボールアカデミー」に本年度の新入生10人が入校した。第4期となる新入生は将来の日本代表「なでしこジャパン」入りを目標に、新たな環境での決意を示した。
本年度は県内から4人、県外から6人が仲間入り。初めて九州地方の沖縄、佐賀県から1人ずつ入校した。地元中学に通う3人以外は、3年間、同市内の寮で生活を共にしながら市立小川南中に通い、日々の練習に励む。
アカデミーは一昨年、昨年と県女子ユースU-15選手権で2連覇。今年は関東大会で上位進出し、全国大会出場を狙う。
入校式が3日、同市小川の小川文化センター・アピオスで開かれ、島田穣一市長、支援企業の代表ら来賓が新入生を歓迎。松下潤スクールマスターは「当たり前のこと、やるべきことをこつこつと積み重ね、自分で考え行動できる人になってもらいたい」と、人としての成長を促した。
地元の市立美野里中から通う塚田梨杏(りあん)さん(12)は「先輩に負けずにプレーしたい」と抱負。沖縄県出身の山田桜音(さいおん)さん(12)は「いろんなことを経験しながら、サッカーがうまくなりたい」と抱負を語った。
(高畠和弘)