「笑いヨガ」で健康に シニアに人気、手軽にストレス解消
笑いながら体操をするインド生まれの健康法「笑いヨガ」。手軽にできる健康法としてシニア世代から人気が高い。有酸素運動であると同時に、ストレス解消など心にも良い作用をもたらす。水戸市五軒町の市文化交流センターで月2回開かれている講座を訪ねた。
「ホッホッ、ハッハッハ!」「いがっぺ、いがっぺ!」「イェーイ!」
会議室いっぱいに陽気な声が響いた。「水戸笑いヨガクラブ」が開く講座の一幕。インストラクターの佐々木俊明さん(79)らの合図で、参加者が声を上げて笑いながら体を動かす。
笑いヨガは1995年にインドの医師によって考案され、今や100カ国以上に広がっているという。
ヨガの呼吸法を組み合わせながら、冗談やユーモアはなく、理由なく笑う。特別な道具を用意する必要はないため、手軽に始められるのもいい。激しい運動をすることもない。
講座では深呼吸で呼吸を整え、体操をスタート。「ライオン笑い」や「窓ふき」「アイロンかけ」など、動物や日常生活の動きを取り入れた体操をしながら、とにかく笑う。「鬼のパンツ」といったおなじみの童謡も取り入れて笑うこともある。
参加者は60〜70代が中心。8割が女性という。初心者には何事もなく笑うのは難しいように思える。恥ずかしさはないのか?と問うと、「慣れだねぇ」と参加者たち。「何も考えないで機械的にまず笑ってみる。やっちゃえばみんなと一緒に笑えるようになる」と佐々木さん。茨城町で講座を開いている島百合子さん(68)は「落ち込んでいる時は笑えないと思った時もあるけど、みなさんの顔を見ると笑えてくる。笑うと思い切り声を出せるし、ストレス解消になる」と力を込める。水戸市の河合和子さん(69)は「細かいことを気にしなくなった。精神面で前向きになれた気がする」と話す。
2011年に体験会に参加したことがきっかけで「のめり込んだ」という佐々木さんは翌年、研修会に参加し日本笑いヨガ協会認定の笑いヨガリーダーとなった。「家内を亡くして精神的に陰ったものがあったけど、家内の遺影は笑った顔で、笑いを勧めてくれたのかなと思った。やってよかった。道が開けた」と振り返る。現在は市内で教えている。
初心者は体験会に参加してみるのがお勧め。同協会のホームページに日程などが掲載されている。水戸笑いヨガクラブの次回の講座は5月21日午後1時半から開かれる。 (平野有紀)
「ホッホッ、ハッハッハ!」「いがっぺ、いがっぺ!」「イェーイ!」
会議室いっぱいに陽気な声が響いた。「水戸笑いヨガクラブ」が開く講座の一幕。インストラクターの佐々木俊明さん(79)らの合図で、参加者が声を上げて笑いながら体を動かす。
笑いヨガは1995年にインドの医師によって考案され、今や100カ国以上に広がっているという。
ヨガの呼吸法を組み合わせながら、冗談やユーモアはなく、理由なく笑う。特別な道具を用意する必要はないため、手軽に始められるのもいい。激しい運動をすることもない。
講座では深呼吸で呼吸を整え、体操をスタート。「ライオン笑い」や「窓ふき」「アイロンかけ」など、動物や日常生活の動きを取り入れた体操をしながら、とにかく笑う。「鬼のパンツ」といったおなじみの童謡も取り入れて笑うこともある。
参加者は60〜70代が中心。8割が女性という。初心者には何事もなく笑うのは難しいように思える。恥ずかしさはないのか?と問うと、「慣れだねぇ」と参加者たち。「何も考えないで機械的にまず笑ってみる。やっちゃえばみんなと一緒に笑えるようになる」と佐々木さん。茨城町で講座を開いている島百合子さん(68)は「落ち込んでいる時は笑えないと思った時もあるけど、みなさんの顔を見ると笑えてくる。笑うと思い切り声を出せるし、ストレス解消になる」と力を込める。水戸市の河合和子さん(69)は「細かいことを気にしなくなった。精神面で前向きになれた気がする」と話す。
2011年に体験会に参加したことがきっかけで「のめり込んだ」という佐々木さんは翌年、研修会に参加し日本笑いヨガ協会認定の笑いヨガリーダーとなった。「家内を亡くして精神的に陰ったものがあったけど、家内の遺影は笑った顔で、笑いを勧めてくれたのかなと思った。やってよかった。道が開けた」と振り返る。現在は市内で教えている。
初心者は体験会に参加してみるのがお勧め。同協会のホームページに日程などが掲載されている。水戸笑いヨガクラブの次回の講座は5月21日午後1時半から開かれる。 (平野有紀)