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筑西のドライバー・千葉さん 来月14日スタートタイ-カンボジア アジアンラリー参戦

8月のアジアンラリーに参戦する篠塚建次郎さん(左)と千葉栄二さん=筑西市茂田
8月のアジアンラリーに参戦する篠塚建次郎さん(左)と千葉栄二さん=筑西市茂田


筑西市中館のプロドライバー、千葉栄二さん(42)が、世界的ラリードライバー、篠塚建次郎さん(67)や専門学生とチームを組み、8月に開催されるラリーレース「アジアクロスカントリーラリー」(通称アジアンラリー)に参戦する。昨年は四輪部門で総合2位。同市で記者会見した千葉さんは「残すは1位しかない」と話し、日本勢初の優勝を目指すと力強く宣言した。


アジアンラリーは東南アジア各国を舞台に開かれ、毎年コースが変わる。21回目の今年はタイ・パタヤを8月14日に出発し、カンボジア・アンコールワットまでの約2千キロを6日間で走破。約30台が参加する。

コースは主に熱帯地方の密林地帯で「環境は最悪」(千葉さん)。運転技術などに加え、いかに集中していけるかも鍵となる。篠塚さんは「タイを走る2日間はスピードコース。雨期なので路面がぬかるんだほうが勝機がある」と語る。

2人が組んで長距離ラリーに参戦するのは3回目。車両は昨年に続き、1600ccのエンジンを積んだスズキ・ジムニー。中央自動車大学校(CTS、千葉県白井市)の学生4人らがメカニックを担当し、「チーム篠塚ウィズCTS」として出場する。

筑西市茂田の下館オフロードコースで記者会見のほか、試乗会なども行われた。篠塚さんは「楽しみながらいい成績を残せれば」と話し、千葉さんは「ドライバー、ナビ、車の三つの力が必要になる難しいラリーだが、とにかく優勝を狙っていきたい」と意気込みを語った。 (溝口正則)

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