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水の脅威から命守れ 筑西、河間小で洪水避難訓練

洪水を想定した訓練で、避難勧告を受けて学校に避難する河間小の児童たち=筑西市羽方
洪水を想定した訓練で、避難勧告を受けて学校に避難する河間小の児童たち=筑西市羽方


1年前の関東・東北豪雨をはじめとした洪水被害が全国各地で頻発する中、水の脅威から命を守るために児童と地域住民の避難意識と行動力を高めることを目的とした防災訓練が9日、筑西市羽方の市立河間小学校(塚田薫校長、児童117人)が行われた。

同校周辺は東側の小貝川と西側の五行川に挟まれ、1986年の小貝川洪水でも一部が浸水被害を受けた地域。河川の氾濫時には最大高さ1メートルの浸水が想定される一方、地域に高台がないことから、避難勧告や指示発令時は避難所となる同校屋上への速やかな避難が求められている。

訓練は同校と県県西生涯学習センターが主催し、国土交通省下館河川事務所や筑西警察署、筑西消防署、市役所、自治会など約300人が参加。児童たちが校外にいた際に豪雨で小貝川の水位が上昇し、避難勧告が発令されたとの想定で行われた。

学校周辺の4カ所に分かれた児童たちは、巡回するパトカーや消防車から避難の呼び掛けを聞いて行動を開始。高学年を先頭に約15分間で校舎屋上に避難した後、はぐれた児童がいないかを確認した。はしご車を使った救出訓練も行われ、6年生15人が特別救助隊員たちの指示を受けながら屋上からの救出を体験した。

訓練前には下館河川事務所調査課の伊藤克雄課長が、災害時の心構えや避難の注意点を説明。避難先や浸水想定区域を家族で事前に確認し、雨量や水位の情報を把握して「逃げ遅れないように早めに避難することが大事」と強調した。

同校6年、菊地星那(せな)君(11)は訓練後、「逃げ遅れがないように確認しながら団体行動ができた。災害があれば大人の指示を受けて行動したい」と話し、避難への意識を高めた様子だった。 (溝口正則)

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