山室選手(リオ五輪体操団体金メダル)に授与 県民栄誉賞表彰式
リオデジャネイロ五輪体操男子団体で金メダルを獲得した山室光史選手(27)=古河市出身=に県民栄誉賞を贈る表彰式が19日、県庁県民ホールで開かれた。山室選手は東京五輪の出場に意欲を示し「次は個人でもメダルを取りたい」と抱負を語った。
山室選手は金メダルを首に掛けて来庁。橋本昌知事や小川一成県議会議長のほか、多くの来庁者や県職員が拍手で出迎えた。
橋本知事は「多くの県民に夢と勇気と感動を与えてくれた」と述べ、表彰状と記念品を手渡した。
山室選手はリオ五輪での応援に謝辞を述べ、「東京五輪でまた金メダルを取るためにも、今後も代表に入り続けて結果を残し、皆さんに感動や勇気を届けられたらいい」と語った。
表彰式後の記者会見で山室選手は「これを機に、茨城が盛り上がるような存在であり続けたい」と話し、「つり輪と平行棒の2種目は世界一になれる可能性がある。世界一が取れる演技を今後の練習でつくっていきたい」と意気込みを語った。
同賞の授与は2010年度の建築家、妹島和世さん以来19件目となる。 (戸島大樹)