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真壁の「柿パイ」最優秀 県内高校、スイーツ競う

スイーツコンテストの試食会で作品を撮影する生徒ら=鉾田市徳宿
スイーツコンテストの試食会で作品を撮影する生徒ら=鉾田市徳宿


県内の農業関係の高校生による「学校産・地元産食材を使ったスイーツコンテスト」が20日、鉾田市徳宿の県立鉾田農業高で開かれた。7校10チームが参加。真壁高食品化学科1年生チームが考案した、柿のキャラメリーゼと福来(ふくれ)みかんジャムを組み合わせたパイ「柿パイ食べて福来たる」が最優秀賞に選ばれた。

コンテストは商品開発を試みることで農業の6次産業化へ理解を深めるのが目的。昨年に続き2回目。県学校農業クラブ連名主催。学校の農場で生徒たちが生産した果物や野菜などのほか、地元で作られる食材を使うのが条件で、生徒による発表と作品の総合評価で競われた。

3人1チームの生徒は作品の考案過程やレシピ、苦労話などを3〜5分間で発表した後、別室で作品の見た目や味が審査された。リンゴのカップケーキやサツマイモ餡(あん)のどら焼き、カボチャのムースなど地元産食材を生かす作品が発表された。試食会もあり生徒らは互いの作品を見比べては、写真を撮ったり味を確かめたりした。

審査委員長を務めた中川学園調理技術専門学校の真嶋伸二さん(60)は講評で参加者の取り組む姿勢をたたえつつ、「若い皆さんは既存のスイーツを度外視した作品に挑戦して」と呼び掛けた。最優秀賞に選ばれた真壁高の柿沼光莉(ひかり)さん(16)は「頑張ったのが評価され、とてもうれしい」と笑顔で話した。最優秀賞と優秀賞2作品はイオンリテール社での商品化とホテルレイクビュー水戸(水戸市)でのデザート提供が検討される。  (島田真太郎)

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