日本一早い豆まきに歓声 下妻・宗任神社
日本一早い豆まきで知られる下妻市宗道の宗任(むねとう)神社で11日、追儺(ついな)祭が開かれ、氏子らが豆をまいて厄を払った。午後5時からは特別にお菓子などもまき、地域の子どもたちが黄色い歓声を上げていた。
宗任神社は、平安時代後期に起こった「前九年の役」(1051〜62年)で、源頼義に敗れた阿倍宗任公を祭っている。この日は午前中、大みそかから10日まで寝ている神様を目覚めさせる「おめざめ祭」が行われ、午後1時から祈とうを受けた氏子らが豆をまく追儺祭が順次行われた。
下栗町内会の世話人を務める番沢孝雄さん(69)は「何十年も豆をまいています。これがないと1年が始まらない」と話した。日本一早い豆まきで福にあやかろうと県外からも参拝客が訪れ、豆を笑顔で拾っていた。