次の記事:常磐道で速度違反、身代わり出頭させる レーサーら逮捕

東海高、支援物資送り11年 古着や生活用品、タイの少数民族に

放課後に支援物資の提供を呼び掛ける生徒会役員=県立東海高校
放課後に支援物資の提供を呼び掛ける生徒会役員=県立東海高校


東海村村松の県立東海高校(高村祐一校長)が2006年から11年間、生活が苦しいタイ山岳地帯の子どもらに不要になった古着や生活用品などの物資を送っている。生徒たちは「貧しい子どもたちが少しでも幸せになってほしい」と話す。


物資が届けられるのはタイ北部のチェンライ県チェンライ市の山岳地帯で、現地の少数民族の生活は楽でない。学校寮を建設し、運営するなど教育を中心に支援している非政府組織(NGO)を通じ、園児から大学生までの寮生や住民の手に渡っている。

同校の活動のきっかけは01年3月。発展途上国を理解しようと、同校が生徒を連れて同地区周辺のタイ北部山岳地帯を訪れ、NGOのボランティア活動に参加した。その後も教師が現地を訪れるなど関係が続き、06年からNGOを通じて生徒会を中心に、物資支援が始まった。

生徒会は毎年1月から2月にかけて、不要になったジャージーやペン、食器などを生徒から募り、仕分けした上で現地に送る。昨年は段ボール4箱分が集まったという。

現在は2月10日まで物資を集めており、放課後には生徒会役員が校内で協力を呼び掛けている。

2年生の三春希和(きわ)さん(17)は「使わないのなら、必要としている人に渡したい」と、歯ブラシなどの日用品や縫いぐるみを持ち込んだ。生徒会長で2年生の川上舞衣さん(16)は「自分たちの支援で貧しい子が幸せになってほしい」と思いを語った。 (斉藤明成)

最近の記事

茨城の求人情報

児童入所施設の保育士/有給休暇取得推進中/年間休日120日/経験不問/充実の研修制度あり 【社会福祉法人鹿島育成園】
 エリア:茨城県
雇用形態:正社員
  給与:月給20万6,260円~27万7,396円

【仕事内容】有給休暇取得推進中!/育休取得率100% 仕事復帰率も高め <実務経験不問>充実の研修&資格取得支援制度でスキルアップ可能 安心のサポート体制あり!<スタッフに寄り沿った職場環境> ―仕事内容― 知的障がいを持つ子どもたちの保育業務をお願いします。 <具体的には> ・日常生活(食事・着替え・入浴など)の介助サポート ・活動中の見守り ・社用車での送迎 <一日の流れ例> 9時:朝礼...

スポンサー:求人ボックス

全国・世界のニュース