リハビリ体操、改良ロボ実演 水戸で実証試験

介護予防のためのシルバーリハビリ体操を実演するロボット「2代目たいぞう」の改良効果を検証する実証試験が14日、水戸市笠原町の県立健康プラザで行われた。改良型は全長50センチから70センチにし、リモコンをタブレット型に変更、操作性を向上させた。
実証実験は同体操指導士を対象に実施された。担当者による説明の後、参加者がタブレットを操作し、細かい動きなどを確認。ロボットの掛け声で、一緒にリハビリ体操も楽しんだ。
操作を体験したかすみがうら市の今泉邦子さん(72)は「(ロボットは)動きも良かった。リハビリ体操教室で使ってみたい」と話した。
2代目の開発に当たった電気機械製造業「スターエンジニアリング」(日立市)の富永幸夫さんは「皆さんからの意見などを参考にさらに改良を加え、体操の種類も増やしていきたい。」と話した。 (照沼久夫)