「誠実に職務遂行」 県庁 新採229人に辞令
県の新規採用職員の辞令交付式が3日、水戸市笠原町の県庁で開かれ、229人の新人職員たちが緊張した面持ちで県職員としての第一歩を踏み出した。
入庁者はここ10年で最も多い男性136人、女性93人。代表して農業政策課配属の石井かすみさん(23)=土浦市出身=が橋本昌知事から辞令を受け取り、総務課配属の滑川知弥(かずや)さん(22)=水戸市出身=が「全体の奉仕者として誠実かつ公正に職務を遂行する」と宣誓した。
橋本知事は「初々しい緊張感と高い志を生涯持ち続けてほしい」と訓示し、出席者が「県民サービス憲章」を読み上げた。
交付式の後、石井さんは「社会人になれて、ちょっと感動している」と話した。科学技術振興課配属の飯村聖(まさき)さん(25)=筑西市出身=は「高校まで茨城にいて、県内で就職したいと戻ってきた。県民に恥ずかしくない職員に成長したい」と抱負を述べた。
鉾田市でも辞令交付式が同日、同市鉾田の市役所で開かれ、課長級以上の管理職と新規採用職員の計40人に対し、鬼沢保平市長が辞令を交付。鬼沢市長は、管理職に模範となる行動を求めた。本年度採用した新職員12人には「一日も早く仕事を覚え、市の戦力となってほしい」と激励した。(黒崎哲夫、大平賢二)