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海技士目指し「鹿島丸」出航 海洋高3年13人

手を振る生徒に見送られ出発する海洋高の実習船=茨城港大洗港区
手を振る生徒に見送られ出発する海洋高の実習船=茨城港大洗港区


県立海洋高(ひたちなか市和田町3丁目、大和田俊一校長)の実習船「鹿島丸」が27日、3年生の実習生13人を乗せ、大洗町港中央の茨城港大洗港区を出発した。生徒は約1カ月間、マグロはえ縄操業や操船技術を学ぶ。

今回の実習は、海技士になるための知識と技術を身に付けるのが狙い。海洋技術科の生徒ほか、教員2人、乗組員17人の計32人が乗船する。一行は今後、東京や四国地方の港を巡る予定。瀬戸内海を就航する操船実習に加え、小笠原沖でのマグロはえ縄操業に臨む。

茨城港大洗港区第4埠頭(ふとう)で開かれた出港式には、同校の全校生徒や教諭、保護者ら約400人が詰め掛け、出航する船に向かって手を振りながら、別れを惜しんだ。

大和田校長は「仲間と助け合い、いい航海にしてほしい」と激励、実習生代表の川上耀一郎さん(17)は「いっそう成長できるよう、元気に行ってきます」と力強く述べた。  (鈴木剛史)



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