J1鹿島選手が児童と交流 ホームタウン訪問、鉾田でスタート
サッカーのJ1鹿島アントラーズの選手たちが、ホームタウンとなっている鹿行5市の小学生と交流する事業が6日、鉾田市内の3校で始まった。ゲームやサッカーで児童らと交流した選手たちは「子どもたちに元気をもらった。交流を通じて鹿島アントラーズに親しんでもらえれば」と笑顔を見せた。
同市野友の市立野友小(児童42人、長谷川馨校長)には、FW金森健志(たけし)選手とMF久保田和音(かずね)選手の2人が訪問。児童らとともに、じゃんけんで負けた相手の後ろに付く「じゃんけん列車」ゲームやドッジボールなどを楽しんだ。
中でも、学年や男女別に分かれて実施したサッカーのミニゲームでは、2選手が華麗なドリブルやパスを披露。児童らはプロの技術に歓声を上げながら、選手たちと汗を流した。
同小6年、田山緒(いとは)さん(11)は「(ミニゲームは)楽しかった。今度は試合を見に行きたい」と笑顔。同、安達和輝さん(11)も「攻めるときにスピードが切り替わるのがすごかった」とプロの技に驚いていた。
鹿島アントラーズに移籍し、今回が初の学校訪問となる金森選手は「本当に楽しい時間だった。子どもたちの目標となるような選手を目指したい」と意欲を見せ、久保田選手は「今度は試合を見に来てもらい、応援してほしい」と呼び掛けた。
学校訪問は、2007年に始まった鹿島アントラーズFCの地域貢献事業の一環。選手たちがホームタウンの鹿嶋、神栖、潮来、行方、鉾田の5市の全小学校を訪問する。今年は同日の野友、串挽、上島東の鉾田市内3校を皮切りに、計19校で実施する予定。 (大平賢二)