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11流派、気迫の技 鹿島神宮で奉納演武

11流派が鍛錬の成果を披露した奉納演武=鹿嶋市宮中、村田知宏撮影
11流派が鍛錬の成果を披露した奉納演武=鹿嶋市宮中、村田知宏撮影


鹿嶋市宮中の鹿島神宮で11日、県内外から11流派が集い古武道の奉納演武(塚原卜伝(ぼくでん)顕彰会など主催)が行われた。大勢の観衆が見守る中、演武者たちは古来から伝わる技と高い精神性を感じさせる所作を披露した。

奉納演武は48回目の恒例行事。同神宮の本殿前特設舞台で、戦国時代の剣豪・塚原卜伝を流祖とする鹿島新當(しんとう)流、為我(いが)流派勝新(かつしん)流柔術、北辰一刀流などの演武者たちが、気迫に満ちた表情で磨き抜いた技の数々を実演して見せた。

鹿島新當流の第65代宗家・吉川常隆さんは「多くの人においでいただき大変ありがたい。50回目に向けて精進したい」と話した。

演武後、奧参道では天下太平を願い矢を射る、小笠原流弓術百(も)々(も)手(て)式の奉納も行われた。門人たちは古式ゆかしい武家装束に身を包み、横一列になって的をめがけ矢を放った。  (小林久隆)



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