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俳優・安達勇人、ファンとの交流企画始動 笠間で第1回

茨城新聞の記事をネタにコントを繰り広げる安達勇人(左)=笠間市
茨城新聞の記事をネタにコントを繰り広げる安達勇人(左)=笠間市
「ADACHI HOUSE」のロゴマーク
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声優としても活躍する桜川市出身の俳優・安達勇人が、「お茶の間のような空間」でファンと触れ合い、茨城の魅力を発信するプロジェクト「ADACHI HOUSE(アダチ・ハウス)」が始動した。月に1度、縁の深い地などで、声優・俳優仲間をゲストに招き、芝居やトーク、ライブを繰り広げる。「ゲストにも茨城に愛着を持ってもらえるような企画にしたい」と力を込める。

プロジェクト第1弾は6月4日、笠間市の笠間ショッピングセンターポレポレシティで開かれたトーク&ライブイベント。抽選で「住民票」を手に入れた幸運なファン約100人が、「お茶の間」に変貌したポレポレ内の映画館に集まった。

大きなソファ、サーフボードにラグマット…西海岸テイストに彩られた舞台が心地よい。「ただいま〜」。場面設定は朝。目をこすりながら登場した安達が、真っ先に手にしたのは茨城新聞だ。

「姉ちゃん、茨城新聞って、茨城のことがいろいろ載っていて面白いね」。姉役の女優・早野実紗と、記事をネタに掛け合いコントを始めると、会場は早速、大きな笑いに包まれた。

昼に場面転換すると、今度は、ファンを巻き込んだ「茨城あるあるゲーム」。座席のファンが、リズムに合わせて順々に、「茨城」から連想するものを答えていく。「納豆」「鹿島アントラーズ」…。「ネモフィラ?」。福岡出身の早野も興味津々。「想像以上に茨城知れるねぇ」(安達)。場面は夜へ。ライブでは、ギター演奏でサポートしたYo-Ryo作曲、安達作詞のテーマソング「ポレポレさん家のあだちくん」がお披露目された。

ライブ後には、安達が笠間特別観光大使と茨城新聞親善大使に同時に就任。予告なしの委嘱式に、ファンの興奮は最高潮に達した。

安達はこの日、カジュアル衣料販売のライトオン(本社つくば市)から衣装提供を受けたほか、ポレポレ内の焼き鳥店ではイベントに先立ち「一日店長」も。「いろいろな方々とコラボレーションして、茨城を元気にしていきたい」と意気込む。

◇  ◇

あだち・ゆうと
1988年生まれ。桜川市出身。第10代笠間観光大使を務めた。放映中のテレビアニメ「王室教師ハイネ」では主役級ブルーノの声を担当する。

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