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五輪旗・パラ旗、鹿嶋到着 県内巡回スタート

五輪旗・パラリンピック旗を前に記念撮影する参加者=鹿嶋市神向寺
五輪旗・パラリンピック旗を前に記念撮影する参加者=鹿嶋市神向寺


2020年東京五輪・パラリンピックの大会旗が29日、五輪開催地の鹿嶋市に到着した。市立カシマスポーツセンターで歓迎イベントが開かれ、鹿行5市の小中学生や市民約1500人が見守る中、「フラッグツアーアンバサダー」のリオデジャネイロ五輪体操男子団体金メダリストの山室光史さん=古河市出身=が両旗を橋本昌知事、藤島正孝県議会議長にそれぞれ手渡した。

フラッグツアーは、五輪の象徴である五つの輪が重なる大会旗を県内各地で披露し、開催機運を盛り上げる。同センターを皮切りに、9月29日まで県内39カ所で展示する。

フラッグを引き継ぐ大役を果たした山室さんは「茨城県の魅力が世界に伝わるよう頑張りたい。東京五輪に向けて盛り上げていきたい」と意欲。五輪旗を受け取った橋本知事は「県民挙げて世界からの一流選手や観客をしっかり歓迎し、鹿嶋は良かったと言われるよう、五輪を成功させたい」と述べた。

会場には、アテネ五輪柔道男子100キロ超級金メダリストで国士舘大准教授の鈴木桂治さん=常総市出身=や、シドニー五輪サッカー男子代表で鹿島アントラーズCROの中田浩二さんら本県ゆかりの五輪出場者が集い、盛り上げた。

フラッグツアーは16年10月に東京都内で始まり、これまで東北の被災3県と熊本県を巡った。今月10日に五輪のサッカー会場に県立カシマスタジアムが追加で選ばれたことから本県で実施された。 (朝倉洋)



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