停車時の降車手順確認 JR水戸支社が救済訓練
JR東日本水戸支社は2日、自然災害などで列車が駅と駅の間に停まった際、乗客を安全に降ろす救済訓練を水戸市三湯町の常磐線内原電留線で行った。社員約60人が参加。車載用はしごや主要駅などに配置する救済はしごを使い、乗客を素早く降ろす手順を確認した。
社員はまず、列車内で冷房が止まった際に車内温度の上がり方を体感。自らが速やかな降車の必要性を肌で感じた後、救済訓練を行った。社員は4班に分かれ、乗降口ではしごの使い方や車いす利用者の安全な降ろし方、視覚障害者への対応などを学んだ。
サービス品質改革室の三宅敬治室長は「乗客を迅速に車内から降車させて安全な場所に誘導できるようにしていきたい」と話した。 (小室雅一)