活力ある幸せな茨城県へ 大井川知事が所信表明
茨城県議会第3回定例会が3日開会し、9月26日に就任した大井川和彦知事が今後の県政運営に向けた所信を表明した。大井川知事は基本理念に「活力があり、県民が日本一幸せな県」を掲げ、県政のかじ取り役として現場主義や市町村との連携を重視する考えを強調。人口減少などの課題に新たな発想で挑戦する覚悟を示し、「県民と力を合わせ、未来に希望の持てる新しい茨城づくりに全身全霊で取り組む」と決意を語った。
大井川知事は「これまでの事務事業をゼロベースで総点検し、スクラップアンドビルドを徹底して行う」と強調。さらに「新たな県政のビジョンの策定を速やかに進める」と、県総合計画の見直しも示唆した。
また、「人口減少が進む今後10年間で何をするかで茨城の未来が方向づけられる」とした上で、鹿島開発や筑波研究学園都市の建設などを成し遂げてきた「県民の力」を結集しながら、県政運営に当たる姿勢を強調した。ITを積極活用して仕事の進め方を見直す県庁改革や、知事の多選禁止条例を任期中に制定する方針も示した。
基本政策には、選挙公約でも掲げた「豊かさ」「安心安全」「『人財』育成」「夢・希望」の四つの柱を提示した。
起業支援や本社機能の県内移転を進める雇用対策に意欲を示し、競争力のある「強い農業」の実現に向け「先頭に立って全力で推進し、新たな市場を開拓していく」と誓った。医療福祉の充実に加え「日本一子どもを産み育てやすい県」を掲げ、保育サービスの充実や教育費の負担軽減などに取り組む考えも示した。
定例会には、総額58億2600万円の本年度一般会計補正予算案などを上程。会期は30日までの28日間で、6、10日に代表質問、11〜13日と16日に一般質問が行われる。(戸島大樹)
大井川知事は「これまでの事務事業をゼロベースで総点検し、スクラップアンドビルドを徹底して行う」と強調。さらに「新たな県政のビジョンの策定を速やかに進める」と、県総合計画の見直しも示唆した。
また、「人口減少が進む今後10年間で何をするかで茨城の未来が方向づけられる」とした上で、鹿島開発や筑波研究学園都市の建設などを成し遂げてきた「県民の力」を結集しながら、県政運営に当たる姿勢を強調した。ITを積極活用して仕事の進め方を見直す県庁改革や、知事の多選禁止条例を任期中に制定する方針も示した。
基本政策には、選挙公約でも掲げた「豊かさ」「安心安全」「『人財』育成」「夢・希望」の四つの柱を提示した。
起業支援や本社機能の県内移転を進める雇用対策に意欲を示し、競争力のある「強い農業」の実現に向け「先頭に立って全力で推進し、新たな市場を開拓していく」と誓った。医療福祉の充実に加え「日本一子どもを産み育てやすい県」を掲げ、保育サービスの充実や教育費の負担軽減などに取り組む考えも示した。
定例会には、総額58億2600万円の本年度一般会計補正予算案などを上程。会期は30日までの28日間で、6、10日に代表質問、11〜13日と16日に一般質問が行われる。(戸島大樹)