2017年10月11日(水)

衆院選公示 秋の陣、火ぶた 激戦1区、3極激突

有権者と握手を交わす(右)希望前職の福島伸享氏=笠間市内(中)自民前職の田所嘉徳氏=筑西市内(左)共産新人の大内久美子氏=水戸市内、(左下)支持を訴える諸派新人の川辺賢一氏=水戸市内
有権者と握手を交わす(右)希望前職の福島伸享氏=笠間市内(中)自民前職の田所嘉徳氏=筑西市内(左)共産新人の大内久美子氏=水戸市内、(左下)支持を訴える諸派新人の川辺賢一氏=水戸市内

衆院選が10日公示され、県内小選挙区で計22候補が走り出した。消費増税や憲法改正、北朝鮮への対応などで論戦を交わす。安倍政権の継続か、新勢力に政権を託すのか、「自公」「希望・維新」「共産・立憲民主・社民など」の3極が激突する。激戦が予想される1区でも3極が争う。

「政治は一体、誰のためにあるのか」。希望前、福島伸享氏(47)は水戸市の水戸八幡宮での出陣式で声を張り上げた。国会で自ら追及した森友・加計学園問題を巡り、安倍政権を「権力の私物化」と対決姿勢を強調した。

水戸市は有権者21万人を超える大票田。「水戸から新しい政治の流れをつくるため、水戸出身代議士の火を消さないでほしい」と、同市出身ではないライバル候補をけん制した。

自民前、田所嘉徳氏(63)は水戸市の県護国神社で必勝祈願した後、水戸駅前で出陣式に臨んだ。「これまでもさまざまな政党があったが、消えた。新しい党に頼れるのか。実績と経験、力のある自民、公明党に支援を」と訴えた。

笠間、桜川市で演説後、出身地の筑西市で出陣式。応援に駆け付けた同党の上月良祐参院議員は「ここ筑西で大勝しなければ(田所氏を)国政に戻せない」と一層の団結を求めた。

2度目の挑戦となる元県議の共産新人、大内久美子氏(68)は、トレードマークの赤色のジャケット姿で出陣式に登場。「今度こそ国会で働かせてほしい」と第一声を響かせた。

「安保法制や共謀罪などを強行し、反対する国民の声を踏みにじってきたのが安倍政権」と一刀両断。希望については「安倍政権と同じ方向を向いている」と批判した。田谷武夫党県委員長は「比例(復活)もある」と期待した。

諸派(幸福実現党)の新人、川辺賢一氏(30)は水戸駅前で第一声。「消費税を5%に引き下げ、個人消費の拡大を」と訴えた。中心市街地を遊説し、水戸市泉町の百貨店前では「新しい保守の受け皿が必要」と訴えたほか、笠間市などを巡り、支持を訴えた。

■県内有権者の声 子育て充実/賃金向上を
衆院選がスタートした10日、県内では、子育て支援や賃金の向上などを求める声が相次いだ。

ひ孫が3人いる土浦市・下村重雄さん(88)は「日本の将来を担う子どもを育てやすい社会をつくってほしい」と期待。子育て支援のイベントスペースを開く潮来市・五十嵐愛さん(36)は「女性が仕事と家庭を両立でき、多世代交流できる地域づくりを望む」と、女性や高齢者の視点に立った施策を求めた。

農業を営む常陸太田市・岸亮太さん(24)は「販路を拡大したいが、作ることで精いっぱい。都内などに低コストで流通できる仕組みをもっとつくってほしい」と話し、所得向上策に期待。運送業の下妻市・染野徹さん(36)は「仕事は忙しいが、運賃を上げたら仕事がなくなる」と話し、ひずみの解消を求めた。

若い世代も注目する。ひたちなか市・内藤裕介さん(19)は「大学を受験するので、教育費無償化の政策に期待している」と話し、必ず投票に行く意思を示した。

最近の記事

全国・世界のニュース

2017 年
 12 月 17 日 (日)

メニュー
投稿・読者参加
サービス